第29回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム
ランプセッション
センサ・マイクロ・ナノ領域の新産業への貢献
企画調整:町田克之、桑野博喜
1.背景
センサ・マイクロマシンと応用システムシンポジウム(電気学会E部門)及びマイクロナノ工学シンポジウム(機械学会マイクロ・ナノ工学部門)、集積化MEMSシンポジウム(応用物理学会集積化MEMS技術研究会)が同時に開催されるようになって今年で4年目を迎えます。センサ・マイクロマシンと応用システムシンポジウムは、来年で30回目を迎えます。また、企画セッションでは材料学会、エレクトロニクス実装学会、電子通信情報学会による企画セッションも開催されます。このように異なる学会が集まる場として日本の中で稀有な存在となってきました。しかし、「こんなに集まってどうするの?」という意見がないわけではありません。一方で、新たな出会いを得た参加者は、これまでにない研究、ビジネスの枠組みを構築し、この「合同の場」の存在価値を認めてくれています。企画においては、共催と銘打って日本学術会議後援シンポジウムの企画を昨年から行っていますが、実際に、一堂に会し議論する場がなかったという反省を踏まえ今回ランプセッションの企画を提案します。
2.テーマ選定理由
合同で集まりながらもフランクに議論する場がなかったことや企画者の意図を参加者に伝える場もなかったことを反省しております。そこでテーマとして「センサ・マイクロ・ナノ領域の新産業への貢献」としたいと思います。昨今産業界の一部には衰退の兆しが見られ、学会の存在も疑問視されかねない状況の中で、何かを発信する必要性を感じます。また、合同で各分野の先生方が何を意識し、期待しているのか語っていただくのは参加者には問題提起にもなると考えます。
3.企画調整
企画調整は、来年実行委員長である桑野博喜先生(実行副委員長)と町田克之(実行委員長)で実施し、二人で司会を行います。パネリストとしては各学会でこれまでのシンポジウムを運営・牽引してきた先生方にお願いする予定です。
パネリスト
電気学会:石田 誠先生(豊橋技術科学大学)、庄子習一先生(早稲田大学)
日本機械学会:佐藤一雄先生(愛知工業大学)、鈴木雄二先生(東京大学)
応用物理学会:益 一哉先生(東京工業大学)
日本材料学会:肥後矢吉先生(立命館大学)
電子情報通信学会:吉本雅彦先生(神戸大学)
エレクトロニクス実装学会:高木秀樹氏(産業技術総合研究所)
4.日時
10月23日(火) 午後17時半から19時
5.場所
北九州国際会議場 イベントホール
6.予想参加者
200名程度
7.その他
軽食、飲み物付
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